「浮き星」はもち米(あられ)に砂糖蜜をかけた甘いお菓子です。

一見、コンペイトウのように見えますが、中身があられなので甘さが控えめで素朴な味です。しかも、この浮き星をつくっているのは明治33年創業の「明治屋」さん1軒のみで、実に貴重なお菓子といえます。

かつては新潟市民に「ゆか里」という名で愛された有名なお菓子ではあったのですが、近年売り場が縮小しています。

そこで、私たちは手軽なお土産として親しんでもらえるよう、さわやかな色合いの「浮き星」をミックスさせ、新潟らしく、かわいいイラストを添えたパッケージのものをご提案しています。作ってくださる小林さんのご好意のもと、ここ数年で新しい味やミックスが生まれています。
もともと「ゆか里」はお湯(水)を注いで飲んで(食べて)いたもの。実際に試してみると、はじめは沈んでいるのですが、数秒で周りの砂糖が溶け、中心にあるあられがぷかぷかと浮いてきます。
思わず「おお~」と声が出てしますほど、その様子はとてもかわいらしいです。ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。

また、賞味期限も10ヶ月ほどあり、手土産としても自宅用としても安心して楽しめる、
優れたお菓子です。

私たちが、「浮き星」を始めた最大の理由は「後継ぎを作ろう」です。

そもそも、この「浮き星」を誕生させたのには理由があります。
縁あって、私たちhickory03travelersが運営するお店「ヒッコリースリートラベラーズ」にて2012年ごろから「新潟土産」として「ゆか里」を販売していました。次第に作り手の小林さんと親しくなり、お話を聞く機会が何度もありました。そのなかで、「このままではまずいのでは、、」と感じたのが始まりです。

分かったことは、
1、「ゆか里」が新潟だけのお菓子で、とても貴重なこと、古くから新潟にあるということ。
2、同じような作り方で同じような形状でつくることができる職人が他にはいないということ。
3、昔は何件も作る店、販売店があり売れていたが、年々売れなくなったこと。
4、後継ぎがいないということ。理由は、先がある仕事ではないから(と感じていたから)
5、「ゆかり」という名称の商標登録をとることはできないということ。

そこで、ぼくたちは、このお菓子の魅力を分かりやすく伝え、知っていただき、より多くの人に
親しんでもらおう、そして買ってもらい、今後も継続できる仕事と思ってほしいと思ったのです。
そうなることで、後継ぎができるのではないか。そうなれば、僕たちは今後もこのお菓子を食べることができるのではないかと。

で、僕たちにできること、、、それは、得意なデザインや企画などをすることに加え、「流通」をつくり全国に発信することだ!!と思ったのです。たしか、2014年のことです。
それから、全国に通用するようなパッケージデザインやサイズ、価格、ネーミング等を検討していきました。そこでかわいらしい名前、「浮き星」も誕生しました。(小林さんすんなり快諾^^)

さらにその半年後の2015年の2月。東京で開催されたの見本市(展示会)にて発表。
全国のバイヤーさんやメディアの方に興味を持っていただき、全国各地で販売させて頂くこととなりました。2015年12月現在で約40カ所。
おかげさまで発注数も格段に増えましたので仕事量も増えます。そう、!!そうです!!
まずは、娘さんが手伝いを初め、その旦那さんも製造に関わり始めてくださったのです。
理想的な後継ぎのスタートです!!
結果、2015年の約10ヶ月で30000個売ることができたのです!!本当にびっくりです。

全国の小売店さんに支えられ、また、ツイッターやインスタグラムなどでの投稿で、「かわいい」「いやされる〜」「すごい」「はまる!!」など楽しんでいただき、うれしいコメントやご紹介を頂いています。「浮き星」の魅力が伝わっているのがとてもうれしいです。

まだまだ、「浮き星」から楽しいことが生まれそうですし、魅力がまだまだ詰まっていそうです。
こらからの浮き星にご期待ください。

hickory03travelers 代表 迫一成

“Ukihoshi” is a confection made by covering small pieces of rice crackers with melted sugar. The inside rice crackers make the whole flavor simple and not too sweet. A local confectionery maker founded in 1900, Meijiya, is currently the only producer of this sweet in Niigata city. Local people used to love the candy by the name of “Yukari”. However, it has hardly ever been seen in shops lately. We, hickory03travelers, have refurbished the package design of Ukihoshi with sweet illustrations that depict the characteristics of Niigata so that it can be chosen as a gift. Originally, Yukari was savored with hot water (or water). When you try having Ukihoshi in the same manner, you will be amused to see that the tiny pieces of candy are initially sinking down, but in a few seconds, their sugar coatings start dissolving and the inside rice crackers come up to float. It’d be our pleasure if you would enjoy viewing the lovely change. We’ll keep on conveying the charm of Ukihoshi in hope that the traditional confection made in Niigata will remain in the history and the confectioners can pass on their skill to the next generation.

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